2019年に読んで良かった本・小説10選!

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あっという間に12月になり、気づけば年末……!
2019年も残すところあと僅かとなりました。

この時期は普段にも増して、時間が過ぎるのが早く感じますね。

1年が足早に過ぎ去っていく中、一体どれだけの本を読むことができたのか……?
数えてみると、今年は77冊の本と出会うことができました。

そこで今回は、2019年に刊行された本の中から「読んで良かった本」を紹介します。

2019年以外に刊行された作品から選んだ番外編も合わせてどうぞ!

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「BAG ONE」訪問レビュー!渋谷区松濤に店を構える出版社が運営するブックカフェ&バー!

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渋谷区松濤(しょうとう)といえば高級住宅地の代名詞……!
その周辺には奥渋谷(通称“おくしぶ“)と言われる人気エリアがあります。

渋谷駅近辺とは一味違う落ち着いた大人の町並みに、カフェやギャラリーが点在する今注目のスポットです。

そんな街の一角に、思わず足を止めたくなるオシャレなブックカフェが誕生しました。

お店の名前は「BAG ONE(バグワン)」

トゥーヴァージンズという出版社が運営しており、なんと元編集者の方も働いている驚きのお店です!

アットホームでなおかつ行き届いた接客が心地良く、1度訪問すればきっと恋人や友人を連れて行きたくなりますよ。

今回は、“おくしぶ”にあるオシャレなブックカフェ&バー「BAG ONE」の訪問レビューをお届けします。

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渋谷にある「森の図書室」は本好きが集まるお出かけスポット!

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本好きが集まるお出かけスポットをインターネットで探していると、渋谷に一風変わった図書室のようなブックカフェがあるとのこと。

その名も「森の図書室」。

「働いている大人でも、気軽につかえる図書室を」というコンセプトで作られたこのお店は、本に囲まれながら飲んだり食べたりおしゃべりができる空間です。

“飲食禁止・館内ではお静かに”が当たり前の図書館とは違い、「森の図書室」ではお酒や食べ物と一緒に好きな本を楽しめます。

渋谷の喧騒を忘れ、1万冊の本に囲まれた空間でおしゃべりを楽しむのは格別のひとときです!

今回は「森の図書室」の訪問レビューをお届けします。

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恩田陸の「蜜蜂と遠雷」は音楽の神様に愛されたピアニストたちの青春小説!

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2016年に直木賞本屋大賞をダブル受賞した恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」。

2019年には映画化もされ更に話題となりましたが、タイミングを逃してしまい今まで読まずにおりました。

「今更どうかな……?」と思いつつ読んでみたところ、なるほど、これは面白い!
もっと早く読めばよかったと後悔しました……!

内容はクラシックピアノの青春劇ですが、ピアノを弾けなくても物語にどんどん引き込まれていきます。

今年私が読んだ本の中でもひときわ印象深い作品でした!

今回は、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」のブックレビューをお届けします。

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本がもっと好きになる!オススメの栞(しおり)・ブックマーク6選!

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皆さんは普段、本を読むときに“栞(しおり)”を使っていますか?

読書のこだわりは人それぞれですが、日頃から栞を使っていると愛着が湧いて、本がもっと好きになりますよね。

私はお気に入りの栞を使い始めてかれこれ10年近くも愛用していますが、長らく同じ栞を使い続けてきたために、他の栞に目を向けてきませんでした。

きっと栞もどんどん進化して、あっと驚くような使いやすいものや、オシャレで目を惹くものができているに違いない……!

そんな訳で今回は、ネットで評判になっている栞をリサーチして実際に使ってみました。

その中でも、私がオススメする6種類の栞・ブックマークの商品レビューをお届けします。

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Bar Bookshelff(バー ブックシェルフ)は上野にある本好きが集まる酒場!

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以前から気になっていた上野にあるBARに、先日ようやく訪問することができました。

お店の名前はBar Bookshelff(バー ブックシェルフ)。

その名の通り、店内にはマスターが集めた本が所狭しと並び、本好きのお客さんと本の話に明け暮れる、本に特化した酒場です。

1人で読書をするのもよし! 友人や恋人とお酒を楽しむのもよし!

お客さんみんな本が好きなので、ひとりで訪れても本の話に花が咲きますよ。

今回は、Bar Bookshelffの訪問リポートをお届けします。

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100万部超えのベストセラー待望の続編!辻村深月の「ツナグ 想い人の心得」

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この本のPOINT!

期待を裏切らない100万部超えのベストセラー待望の続編!

涙なしでは読み進められない!心に火が灯る感動作!

人を想う気持ちが温かい!記憶に残る救いの物語!

先日、何気なく本屋を覗いてみると、辻村深月さんの「ツナグ」の続編が並んでいて思わず声をあげて興奮してしまいました!

2019年は辻村深月さんのデビュー15周年を記念して、各出版社から続々と特別愛蔵版や新刊が刊行されています。

その中でも「ツナグ」は映画化もされたヒット作で、私も大好きな作品です!

100万部超えのベストセラーとなった前作を、本や映画で楽しんだ方も多いのではないでしょうか。

続編となる今作を早速読んでみると、心に火が灯るような温かいストーリーに胸を打たれ、涙なしには読み進めることができません!

今回は、辻村深月さんの「ツナグ 想い人の心得」のブックレビューをお届けします。
(※続編の書評のため前作のネタバレを若干含みます)

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ミステリーカフェ「謎屋珈琲店(文京根津店)」で謎解きしてきた!

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本格的な焙煎コーヒーミステリーを融合させた新しい形のカフェ「謎屋珈琲店」。

2015年2月に金沢で創業したミステリーカフェが、満を辞して2019年8月末に東京都文京区根津に2号店をオープンしました!

なんでも謎解きに挑戦できる「お客様への挑戦クイズ」なるものを用意しているとのこと。

更には、挑戦料を支払ってミステリー小説のような謎解きを体験できる「リドルカフェ」というサービスも……!

これはミステリーですね! 面白そう……!

気になりつつもなかなか訪問できずにいましたが、先日無理やり有給を取ってようやく念願を叶えることができました。

今回は「謎屋珈琲店(文京根津店)」の謎解き訪問レポートをお届けします。

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真保裕一の「ローカル線で行こう!」は読めば元気が出る痛快鉄道再生ストーリー!

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この本のPOINT!

読めば元気が出る痛快なお仕事&エンタメ小説!

年齢問わず働くすべての人にオススメしたい!

本来目指すべき“働き方改革”の本質が描かれる!

今回紹介する作品は、真保裕一(しんぽゆういち)さんの「ローカル線で行こう!」です。

この作品は、現在第4巻まで刊行される累計34万部超えの人気シリーズの第2弾!

先日、3巻目となる「遊園地に行こう!」が文庫となり早速読んだのですが、やはり「行こう!シリーズ」は「ローカル線で行こう!」が個人的には1番好き……!

鉄道経営や行政が絡む地域再生をコミカルなタッチで描いているため、難しいテーマにも関わらずエンタメ小説として楽しむことができます!

今回は、真保裕一さんの「ローカル線で行こう!」のブックレビューをお届けします。

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知念実希人の「ムゲンのi 」は予測不能で一気読み必須のミステリー超大作!

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この本のPOINT!

次々と巻き起こる怒涛の展開に息を飲む、予測不可能なミステリー超大作!

幻想的な世界に迷い込む!一気読み必須の迷宮ファンタジー!

家族の愛情が温かい!心を鷲掴みにされて盛大に泣ける!

今回紹介する知念実希人さんの「ムゲンのi」は、次々と巻き起こる怒涛の展開に息を飲む、愛情に溢れた幻想的なミステリー小説です。

私は普段、通勤電車の中で本を読むのですが、こんなにも泣き散らかしたのはいつぶりでしょうか……!?

自分の心の形を感じるほどに胸を鷲掴みにされ、「すごい作品に出会った」と、読み終わったあとに思わずため息をつきました。

一気読み必須の感動の結末をぜひ体験して欲しい作品です。

今回は、知念実希人さんの「ムゲンのi」のブックレビューをお届けします。

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成田名璃子の「グランドスカイ」はスキージャンプの崖っぷち青春グラフィティ!

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この本のPOINT!

「スキージャンプ」という題材の珍しさが興味をそそる!

仲間と共に成長するスポーツの素晴らしさに感動!

“日の丸飛行隊”の金メダリスト船木和喜さんも絶賛の青春グラフィティ!

今回紹介する作品は、成田名璃子さんの青春小説「グランドスカイ」です。

この作品の題材は、スポーツ小説としては珍しいスキージャンプのクラブチーム。

スキージャンプといえば、オリンピックの中継では観たことがあるけれど、日常生活では全く馴染みのないマイナースポーツのひとつです。

詳しいルールや競技の背景はあまり知られていませんが、大空を鳥のように飛ぶ姿はインパクト抜群!

そんな開放感あふれるスキージャンプの臨場感がダイレクトに味わえます。

長野オリンピック金メダリスト船木和喜さんも絶賛の、崖っぷちメダル争奪戦の青春ドラマ!

今回は、成田名璃子さんの「グランドスカイ」のブックレビューをお届けします。

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芦沢央の「カインは言わなかった」は芸術にすべてを捧げた男の激情を描く慟哭のミステリー!

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この本のPOINT!

人間が抱える“激情”について狂おしいほど綿密に描かれる!

他のミステリーとは一線を画する神秘的でおごそかな読後感!

物語を読んで最後に胸に残るのは、希望を感じる“スポットライトの光”!

今回紹介する作品は、芦沢央(あしざわよう)さんの「カインは言わなかった」です。

芸術を追い求め、すべてを懸けた男の孤独希望を綿密に描いたこの作品。

表現者が芸術を極めようとする静寂で狂気的な欲望は、戸惑うほどに読者を魅了します。

嫉妬、恐れ、恨みそして希望。
様々な感情が渦を巻き、通常のミステリーとは一線を画した神秘的な感動をもたらします。

己の限界を突破したいと願う者たちの情熱と渇望を描いた、長編ミステリー小説です。

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