渋谷区松濤(しょうとう)といえば高級住宅地の代名詞……!
その周辺には奥渋谷(通称“おくしぶ“)と言われる人気エリアがあります。
渋谷駅近辺とは一味違う落ち着いた大人の町並みに、カフェやギャラリーが点在する今注目のスポットです。
そんな街の一角に、思わず足を止めたくなるオシャレなブックカフェが誕生しました。
お店の名前は「BAG ONE(バグワン)」。
トゥーヴァージンズという出版社が運営しており、なんと元編集者の方も働いている驚きのお店です!
アットホームでなおかつ行き届いた接客が心地良く、1度訪問すればきっと恋人や友人を連れて行きたくなりますよ。
今回は、“おくしぶ”にあるオシャレなブックカフェ&バー「BAG ONE」の訪問レビューをお届けします。
- 「BAG ONE」の基本情報
- オシャレすぎる店内はシックで大人の雰囲気!
- 出版社に勤める編集者が選んだこだわりの蔵書!
- オシャレなだけじゃない本格派の手作り料理!
- ラム・コンシェルジュが提供する品揃え豊富なラム酒がイチオシ!
- まとめ
「BAG ONE」の基本情報
「BAG ONE」は渋谷駅から徒歩10分ほどの所にあるブックカフェ&バーです。
「本を売る場所ではなく、本を読む人が集まる場へ」というコンセプトのもと、2019年10月にオープンしました。
お店は東急百貨店の脇道をまっすぐに行った“おくしぶ”エリアの一角にあります。
【営業時間】
11:30〜23:00
【定休日】
日曜日
カフェメニューだけでなくお酒も提供しているお店ですが、ランチタイムもディナータイムもチャージ(席料)はかかりません!
チャージがかからないと「カウンターで軽く1杯!」なんて気楽な飲み方もできますね。
本屋さんのように誰でも気軽に立ち寄れるブックカフェ&バーです。
オシャレすぎる店内はシックで大人の雰囲気!
「BAG ONE」の店内はとにかくオシャレ!
落ち着いて洗練された大人の雰囲気が漂う店内は、まさに“おくしぶ”のイメージそのものです。
入り口から手前にかけて本の物販スペースがあり、奥にカフェレストランと厨房のダイニングスペースが続きます。
カウンター席もあるので1人でも気兼ねなく楽しめますね。
明るく清潔な店内は、もちろんデートスポットとしても最適です!
広々とした2階にはソファー席やカウンター席も!
お店の片隅にある螺旋階段を登った2階には、更にシックで落ち着いたオシャレ空間が広がっています。
こんなに素敵なお店なのに、本当に席料がかからなくて良いのでしょうか……!?
座り心地の良さそうなソファー席の他に、横並びで10人座れるテーブル席もあり、ちょっとしたパーティーにも使えそうですね。
ちなみに2階にも電源を完備したカウンター席があり、パソコンを使いたい場面でも活躍しそうです。 (フリーwifiも完備!)
トークショーやワークショップなどのイベントも月に何度か開催しており、その際は2階が会場となるようです。
毎月催されるイベントの詳細はお店のホームページをご参照ください!
洗面所にAesop(イソップ)のハンドソープが!?
こんな所に注目するのかと思われそうですが、洗面所にAesop(イソップ)のハンドソープ「レスレクション」が置いてありました!
私はこのハンドソープが大好きで「幸せになれるハンドソープ」と勝手に呼んで愛用しております。
何がそんなに特別なのかと言うと、この商品は定価で買うと4,730円もします!
もはやハンドソープの概念を破壊するほど高額なのですが、香りといい滑らかさといい使い心地が最高なんですよね。
たまに、Aesopの容器に安いハンドソープを詰め替えているお店がありますが「BAG ONE」では中身も本物でした!
個人的には結構ポイント高いです!
出版社に勤める編集者が選んだこだわりの蔵書!
店内には、出版社に勤める編集者さんが選んだこだわりの蔵書が並びます。
出版社ごとに本が置かれる通常の本屋とは異なり、テーマに沿った本が出版社・新刊・古本を問わずに集められたスタイルです。
本の日焼け具合をみて頂くとわかりますが、新刊の横に神保町で並ぶような“古書”が陳列されています。
中には絶版で1万円を超えるような貴重な本も……!
ある本棚を見てみると、ボブ・ディランが憧れた“ビート・ジェネレーション”がテーマにされていました。
“ビート・ジェネレーション”とは、1950年代から1960年代にかけてアメリカの文学界で異彩を放ち、ヒッピーに代表される当時の若者文化に大きな影響を与えた作家グループを指します。
世紀の傑作と言われるジャック・ケルアック著の「オン・ザ・ロード」の国内初版本、草稿版、現行版が一緒に並べられているあたり、やはり普通の本屋とは一線を画しますね。
正直、マニアックすぎて私はついていけませんでしたが、後学の為に「オン・ザ・ロード」の現行版を買って帰りました。
本の世界は奥が深いですね。
知らないことばかりで勉強になります……!
オシャレなだけじゃない本格派の手作り料理!
「BAG ONE」はオシャレなだけのブックカフェではありません!
シェフ手作りの料理は本格的で、しっかりと美味しいところが魅力的……!
メニューはランチタイムとディナータイムで分かれていますが、お酒はランチでもオーダーすることが可能です。
ランチタイムではカレーやパスタなどカフェらしいメニューと、ランチ専用のお得なアルコールメニューが並びます。
ランチ専用のミニビールは1杯300円(税込)とリーズナブル!
300円だとつい頼んでしまいますね。
個人的にはもっと泡が欲しいところですが……!(←わがまま)
この日、私はランチタイムに訪問し、アンガスビーフカレー(850円)を注文しました。
カレーはレトルトではなく手作りで、しっかりと煮込まれた野菜の甘みが溶け込んだルーの中に牛肉がたくさん!
この牛肉は一口大で小ぶりなのですが、歯ごたえがちょうどいい感じです!
ごろっと大きくてほろほろと柔らかい牛肉もいいですが、このくらい歯ごたえがある方が肉の味を感じられて私は好きですね。
辛さは控えめで素材の甘みや風味を感じられる味わい深いカレーです。
中央に盛られた紫キャベツのピクルスも口がさっぱりして美味しい!
ボリューム満点で「食べきれないかも」と思いながら何とか完食しました!
ちなみに別の日にオーダーしたパセリライス&チキンコンフィ(950円)もとても美味しかったです。
バターが香るパセリライスは全く癖がなく、サッパリとしてチキンとの相性も抜群!
低温調理されたチキンコンフィは、皮目がパリッとしていながら中はしっとりと柔らかく、じんわりと味が広がっていきます。
塩加減が絶妙で、どうやったらこんなに美味しく作れるのかとプロの技を感じました!
ランチドリンクを注文した女性には期間限定サービスでプチデザートがつきます。
この日のデザートは桃のケーキ。
お腹いっぱいでしたが甘さ控えめで大変美味しくいただきました!
ディナーメニューはお酒を飲むのにちょうど良さそうなアラカルトのメニューが並びます!
なんだかメニューまでオシャレに見えてきますが、ワインに合いそうな料理が多い印象ですね。
パスタやパセリライスなどの食事メニューもあるので夕食を楽しむこともできそうです。
ラム・コンシェルジュが提供する品揃え豊富なラム酒がイチオシ!
「BAG ONE」の特筆すべき点は何と言ってもラム酒の品揃えの多さです!
なんとラム酒だけで100本以上のボトルが並びます。
その仕掛け役となるのが、ラム・コンシェルジュ、マルティニークAOCアンバサダー、カシャッサ・コンシェルジュという3つの資格を持つバーテンダー浅沼さんの存在!
そうです! 「BAG ONE」にはラム酒の専門資格を持つバーテンダーがいるのです!
ネットで調べてみたら、浅沼さんの記事がありました!
やっぱり有名な方だったのですね……!
ラム酒は約4万種類もあり、世界で1番銘柄、種類が多いお酒と言われています。
製造方法や飲み方、味わいも様々で非常に奥が深い……!
ラム酒好きの私としては、今までラム酒を飲んだことがない方にこそオススメしたいお酒だと常日頃から思っています。
「BAG ONE」では1ショット(ジガー)45mlも入って1,000円前後が相場です。
(1ショット30mlのバーが多い中かなり良心的!)
ノーチャージのため席料もかからず、専門的なバーに行くよりもお手頃なので、本を見るついでにふらっと1杯ラム酒を楽しんでみては如何でしょうか!?
強いお酒が苦手な方は、モヒートやラムトニックなどカクテルも美味しいですよ。
ちなみにこの日私はランチを食べた後に「RUM」の看板につられて、ディプロマティコ(880円)をオーダーしました。
ディプロマティコはスペイン系のラムで、甘みが強く飲みやすいためラム初心者の方にもオススメです。
カレーでお腹がいっぱいだったのでアルコール度数の高いお酒で消化を促そうと思い、ストレートでオーダー!
午後に用事があったので、ゆっくり味わうというよりは急いで飲んでお会計をして……。
更には会計中にもレジを打ってくれたお店の方に話しかけて……。
なんてやっていたらお釣り8,000円を貰うのを忘れて帰ってしまいました!笑
酔っ払ってすみません!
その後自分の失態に気付き、お釣りを取りに戻ったのですが快く対応してくださいました。
ということで、酔っ払いついでにもう1杯飲んで帰ることに……!
ラム・コンシェルジュの浅沼さんに自分の好みを伝えてオススメしてもらったのがエルドラド15年(1,300円)。
ガイアナ産の長期熟成ラムです。
これがめちゃくちゃ美味しいラムでした!
何がいいって、スニフターグラスで飲むと最初の一口目よりも杯を重ねるごとに香りが凝縮されていき、どんどん美味しくなっていくのです!
口がアルコールに慣れるのと、香りが増していくことで素晴らしい余韻に包まれます。
ぜひ皆さんも「BAG ONE」で美味しいラム酒をお楽しみください!
まとめ
今回は出版社が運営するブックカフェ&バー「BAG ONE」の訪問レビューをお届けしました。
オシャレで洗練された大人の空間で楽しむ美味しい料理とお酒は、個人的にかなり気に入りました!
席料がかからない点も非常に好感が持てるので、渋谷に寄った際にはふらっと立ち寄って1杯楽しみたくなりますね。
とにかく雰囲気がいいので本好きカップルのデートにもオススメ!
ラム酒を飲んだことがない方は、ラム・コンシェルジュが提供する絶品のラム酒をぜひお試しください!
素敵なお店で楽しむラム酒に、きっと虜になること間違いなしです!