笑える本
今回は、今まで読んだ1,000冊以上の本の中から、思わずクスリとしてしまう「笑える本」を紹介します。 テレビや漫画と違い、視覚的な要素がない小説で笑うことは非常にハードルが高いですよね。 そんな中でも、文章のテンポや絶妙な表現によって思わず笑…
今回紹介するこだまさんの「ここは、おしまいの地」は、文喫の“選書”サービスを利用して「泣ける本」をリクエストした時に選んでもらった1冊です。 ところが、「泣ける本」をリクエストしたにも関わらず、この本の帯には「爆笑しました」というコメントがあ…
三浦しをんさんと言えば直木賞作家として有名ですが、著書の中でも私がひときわ好きな作品があります。 それが「ロマンス小説の七日間」。 正統派ロマンス小説の雰囲気も味わえる一風変わった恋愛小説で、型破りな展開がとにかく笑えます! それだけでなく、…
先日、朱川湊人さんの「本日、サービスデー」という短編集を読んだのですが、悪趣味なホラーが不気味で正直微妙でした。 文章がとても読みやすかったにも関わらず、内容や構成が今ひとつで本領発揮されていないように感じたため、逆に他の作品が気になり読ん…
今回は、今は亡き天才コラムニスト・ナンシー関さんの「記憶スケッチアカデミー」を紹介します。 “記憶スケッチ”とは提示されたお題を記憶のみに頼って描くこと。 「カエル」「パンダ」「カマキリ」などお題は一見簡単そうですが、「人間の記憶」の曖昧さが…
今回紹介する本は、コミカルな会話と伏線回収が痛快な伊坂幸太郎さんの「残り全部バケーション」です。 この作品を読んで、伊坂さんは読者の期待を裏切らないと改めて認識させられました。 家族団欒の席で「実はお父さん、浮気をしていました」という1文か…
久しぶりに読む前からワクワクする本に出会いました。 タイトルは五十嵐貴久さんの「1981年のスワンソング」。 2014年の現代社会から1981年の昭和モノクロ時代にタイムスリップしてしまった主人公が、未来に生まれた名曲をバンバン大ヒットさせ…
私が所有する数百冊の本の中で、もっとも異色であり、かつ振り切れている作品を紹介します。 それが、リリー・フランキーさんの「誰も知らない名言集」。 この本はリリーさんの周りに集まる変態たちが残した名言をたくさん収録した作品です。 人間研究家であ…
本を読むのが苦手な方にこそおすすめしたい小説があります。 それは、伊坂幸太郎さんの「バイバイ、ブラックバード」です。 おかしくて思わずニヤニヤしてしまうこと間違いなしのエンターテイメント小説で、伊坂幸太郎さんの本を1冊でも読んだことがある方…