はじめまして。「ホンダナ!」の管理人のユウと申します。
当サイトでは主にブックレビューを書いておりますが、普段は専門商社の会社員として営業の仕事をしております。
いつの間にかアラフォーに片足を突っ込んでいる私ですが、東京ディズニーランドと同じ1983年(干支はイノシシ!)の5月に産まれました。ちなみに血液型はO型。
私の性格を簡潔に表すと、大雑把だけど好きなことはとことん追求するハマり症です。
「どうでもいいこと」と「熱中すること」の差が激しく、時には周りを戸惑わせることも……。
会社ではみんながスーツに革靴ですが、私一人だけチノパンにスニーカーでもなんのその。
しかし、扱っている商材が好きなので、商品知識は自社や同業他社の誰よりも豊富な自信あり!
お客様からはよくA型に間違われますが、典型的なO型だと自覚しております。
そんな中、私が今まで最も熱中したものは「本」と「お酒」です。
特に本はひとしおで、今まで様々なジャンルのものを1,000冊以上は読んできました。
今回は自己紹介をしながら「本」を好きになった私の半生をお届けします。
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小学生の頃から本が好きだった!?
小学生時代の思い出はほとんど覚えていませんが、今思うと小さい頃から本が好きでした。
私の読書体験のもっとも古い記憶は、小学生の頃によく読んだ「青い鳥文庫」です。
- 夢水清志郎(ゆめみずきよしろう)シリーズ
- パスワードシリーズ
- 料理少年K太郎シリーズ
この3作品が特に好きで、続編が出るたびに買ってもらい何度も繰り返し読んでいたのを覚えています。
「夢水清志郎シリーズ」は、アイ・マイ・ミイの3姉妹と「迷」探偵・夢水清志郎のおとぼけキャラが謎を解く本格ミステリー。
「そして5人がいなくなる」「亡霊は夜歩く」など、今でもタイトルや内容を覚えているくらいハマっていました。
パスワードシリーズの第1巻である「パスワードはひ・み・つ」は、パソコンが現在のように普及していなかった当時、チャット通信という超画期的な通信手段をきっかけにして集結した“電子探偵団”の小学生が活躍するミステリー。
今でも覚えているのは、駅で外国人に「スリーボックス、スリーライン、どこ?」と話しかけられる作中の逸話です。
答えは山手線のとある駅ですが、小学生だった当時の私は「なんて面白い謎かけなんだ!?」と、とても興奮しました。
このように、当時の記憶なんてほとんど残っていませんが、本を読んだ時のワクワク感は今でも鮮明です。
私は料理が好きで毎日家族のために何かしら作っていますが、もしかしたら小学生の頃に読んだ「料理少年」に影響されていたのかもしれません。
料理人に憧れがあったので、初めて選んだアルバイトも個人経営の和食料理屋さんでした。
そんな風に子供時代の読書体験が、いつの間にか私の基盤を作っていたような気がします。
夢は作家になること
当時の将来の夢はミステリー作家になること。
休暇中に実家に里帰りした際に発見した小中学生時代に学校の課題で提出した作文や読書感想文のひとつにそう書いてありました。
私は大学生のときに作家になることが夢で創作活動をしていたのですが、そんな小さい頃から思い続けていたとは……。
たぶん自分は小説が書きたい。作家になりたい。
— ユウ@ホンダナ!運営中 (@sutekinayokan) November 4, 2011
このように、諦めて社会人になってからも未練がましく呟いていましたね!笑
作家にはなれずじまいですが、今こうして書評を書いて自分の文章を発信していることがとても楽しいです!
読書感想文で選んだ本はSF大作!
ちなみに、小学6年生の頃に書いた読書感想文で選んだ本は、SF大作である椎名誠さんの「アドバード」でした。
「小学生でそこいく!?」と、大人になった自分が見ても思わずツッコミたくなるチョイスですね。
読書感想文で「アドバード」を選んだ小学生は、この20年間を累計しても全国で私以外にはいないと思います。
なにせ574ページもあるので読むだけでも大変……!
あれから20年以上も経ちましたが、今「アドバード」を読んだらどんな感想を持つのか、いつか書評に挑戦してみたいです。
中学生になり、腎臓病を患うことに……
中学生になると私はバレーボール部に入部したのですが、2年生の健康診断の検査で引っかかり、何度も再検査となりそのまま入院することに。
そして、下された病名は「慢性腎炎」。
「慢性」というのは長期にわたってなかなか治らない病気の性質で、親からの遺伝が要因でした。
運動を禁止され、食事制限もあり、短い期間ではありましたが院内学級に転校し、病院の中から一歩も外に出ずの生活を過ごすことに……。
その時、私を支えてくれたのはやはり本でした。
本を読むと様々な人生を体験することができます。
本の中で私は女子高生だったり、探偵だったり、はたまた外国人だったり、何にでもなれました。
自分は病気でこの先どうなるのかわからないけど、本を読んでいれば何にでもなれるということは、私の中で物凄く大きな希望でした。
2ヶ月ほどで退院して普段の生活に戻りましたが、運動は禁止されたままバレーボール部の活動には参加できず……。
やっぱり悔しかったですね。
「なんで自分だけ?」という不条理な気持ちがありました。
そして、当時の私はわかりやすく非行に走り、そのうち万引きで捕まって親を泣かせるなんてことも……!
そのことがきっかけで、万引きをするくらいなら運動をして死んだ方がいいということになり、本来激しい運動は禁止だったのですが、バレーボール部に復帰することになりました。
私の非行を止めて正しく指導してくれた店員さんや親には感謝しています。
それから私は後悔しない生き方をしたいと思うようになり、やると決めたことは全力で取り組むようになりました。
イノシシ型ハマり症人間はこうやって生まれたんですね。
高校でインドア派に転向!
高校生になると、全力で取り組むためにもできることをやるという姿勢を身に着け、思いっきりインドア派に転向しました。
合唱部に入ったり、友人とアカペラバンドを組んだり、ヴァイオリンを習ったりと音楽活動が多かったですね。
ちなみにヴァイオリンは小学生の頃から習っていました。超下手くそですけど。
アカペラをはじめたのは当時ハモネプというテレビ番組が流行っていたからですが、後に大学でアカペラサークルを創設することになるくらいどハマりしました。
読書も本格的に始める
アカペラに次いで読書も本格的に始めたのはこの時期からです。
高校生の頃に好きだった本は、なんと言っても村山由佳さんの「おいしいコーヒーの入れ方シリーズ」。
村山由佳さんの代表作である通称「おいコーシリーズ」は、5歳年上のいとこの女性に恋をするピュアで真摯な恋愛小説の超大作で、未だに完結していません。
なにか理由があるのかしばらく新刊が出ておりませんが、私が今最も続編が読みたいと切望する1冊です。
私の記憶が正しければ、集英社が毎年夏に特集を組む「ナツイチ」の1999年のラインナップにおいコーシリーズの第1巻である「キスまでの距離」が掲載されていました。
「どれだけ記憶力がいいのか?」とドンビキされそうな話ですが、それくらい印象に残っている作品ということです。
ちなみに、翌年のナツイチでは第2巻の「僕らの夏」が掲載されましたが、イラストはナカムラミツルさん(通称326)が手がけたことも鮮明に覚えています。
“ひさこ”というてんとう虫の着ぐるみを着た女の子の「世の中でいちばんでっかい場所は本の中だ!」という言葉が今でも忘れられません。
おいコーシリーズを読みはじめてもうすぐ20年! 私にとって特別でずっと心の中にある作品です。
大学時代はアカペラと創作活動に明け暮れる
先ほども少し書きましたが、大学に入るとすぐにアカペラサークルを創設しました。
2002年に立ち上げて今でもそのサークルは続いていますが、現役の4学年だけで部員が100人以上いる、大学で1番大所帯のサークルに成長しました。
そして、この時「作家になりたい」と初めて具体的に考えて、小説を書いたり詩を書いたりと創作活動をしていました。
紫式部文学賞の第1回受賞歴を持つ石丸晶子先生のゼミで学び、作品を見てもらったり、新人賞に投稿したり……。
4年生になってから芥川賞作家の大岡玲先生がたまたま大学の教授に着任した為、学校にお願いして違う学部でしたが単位無しの条件で授業を受けさせてもらいました。
作品を作り出す難しさを知る
作家になるための行動を実際にしてみてわかったことがあります。
それは、物語を「書く側」と「読む側」の圧倒的な隔たりです。
「書く側」は「書ける側」と言った方が誤解がないかもしれません。
私と同じように本が好きな人は、1度は自分で物語を書いてみようと筆を取るものです。
しかし大抵の人は思うように書けません。
練習とか時間とか努力でどうにかなるものではなく、全力で取り組めば取り組むほど、圧倒的な才能不足に悩まされます。
私は大学の4年間で、「書ける側ではない」ということを思い知りました。
ニートになる訳にもいかず、いい加減就職先を見つけなくてはいけなくなった4年生の夏に区切りをつけて、最終的にはアパレル企業に就職をしました。
本と共に駆け抜けた青春!
当時の自室の写真がこれしか見つからなかったのですが、図書館に住みたいと思っていた私の部屋は壁一面が本棚でした!
こんな大きな本棚はなかなか売っていないので、市販品を釘で打って4つの本棚を繋げて自作しました。
ちなみに写真には写っていませんが、同じくらいの大きさの本棚がもう1つあります。
一人暮らしのために引っ越しをする際に本が700冊くらいありましたが、全部持っていけなかったので厳選して半分以上は古本屋で処分することに……。
本の整理をしながら、「青春時代の思い出の端々にいつも本があったな」と、しみじみ感じたものです。
まさに本と共に駆け抜けた青春でした!
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そして、今……!
2度の転職を経験し、専門商社の営業職として働いています。
読書は相変わらず好きで、今でも本に囲まれた生活を送っています。
今回は詳しく書きませんでしたが、本と同じくらいお酒も好きでちょっとマニアックな程……!
自宅には70本くらいウイスキーなどのボトルを所有しています。
「本の良さを沢山の人に伝えたい」という気持ちから、当サイト「ホンダナ!」の運営を始めました。
また、読書会のように同じ本を読んだ方と共感できたり、「私はこういう風に思った」というコメントをいただくことができたら嬉しいです。
「本」を通じて沢山の人と繋がっていけるようなサイト作りを目指します。
引き続き、“ホンダナ!”をよろしくお願いいたします。
ちなみに、50記事目に書いた下記の書評記事にも今回紹介しきれなかったプロフィールの続きを書きました!
よろしけばそちらもご覧ください!