純文学

宮下奈都の「遠くの声に耳を澄ませて」は優しく背中を押してくれる短編集!

今回紹介する作品は、文喫の“選書”サービスを利用して「泣ける本」をリクエストした際に選んでもらった1冊、宮下奈都(みやしたなつ)さんの「遠くの声に耳を澄ませて」です。 この作品は、“旅”をテーマに描かれた12編からなる連作短編集で、雑誌「旅」に…

ジョン・ウィリアムズの「ストーナー」は平凡な男のありふれた人生を描いた美しい物語

今回紹介する作品は、文喫の“選書”サービスを利用して「泣ける本」をリクエストした際に選んでもらった1冊、ジョン・ウィリアムズの「ストーナー」です。 「日本文学のノンフィクションの泣ける本をできれば文庫本で」というリクエストに対し、「リクエスト…

いとうせいこうの「想像ラジオ」は東日本大震災を背景にした「生と死」の物語

先日、文喫の“選書”サービスを利用して「泣ける本」のリクエストをしてきました。 「想像ラジオ」はその時に紹介して頂いた本の中で、1番読んでみたいと感じた作品です。 やさしげなイラストに親しみを感じ、不思議なタイトルに惹かれました。 この作品は東…