「ランチ酒」に登場する武蔵小山の“肉丼”のお店「がぶ」に行ってきた!

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今回は、武蔵小山の行列店「がぶ」の訪問レポートをお届けします。

「がぶ」は原田ひ香さんの「ランチ酒」の第1話目に登場する“肉丼”のお店です。

sutekinayokan.hatenablog.com

「ランチ酒」では店名が一切出てこないため、そもそもモデルとなった店舗が実在するのかわかりませんでした。

しかし、本を読み進めていくと「絶対にあの店だ!」と思われる描写を見つけます。

更に原田さんのTwitterにも「ランチ酒」に登場する料理の写真が投稿されており、どうやらモデルとなったお店がありそう……?

ということで、「ランチ酒」が大好きな私は居ても立ってもいられず、お店を全て調べ上げ聖地巡礼する準備を整えました。

今回は、第1話に登場する武蔵小山の“肉丼”「がぶ」の訪問レポートをお届けします。

店舗情報

“肉丼”のお店はインターネットで調べてみると、「ランチ酒」の特集で紹介されていたという情報があり、すぐに特定することができました。

平日はランチタイム(11:30〜13:30)とディナータイム(18:00〜21:30)
日・祝はディナータイム(18:00〜21:00)のみ営業です。

土曜日は定休日なので要注意!

武蔵小山駅から徒歩5分ほどのところにあります。

聖地巡礼気分を味わえる「ランチ酒」散歩!

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武蔵小山といって思い浮かぶのは商店街です。

全長800mという日本一長いアーケードの中に沢山のお店が軒を連ねます。

商店街といえばシャッター街になっているところが多い中、なかなか活気のある街並みです。

「がぶ」もこの商店街の中にあるのかと思いきや、人通りの少ない駅の裏側にあります。

「ランチ酒」の中でも、こういう街は商店街から外れたところにも美味しいお店があると踏んで、祥子はあえて駅の反対側まで足を伸ばしました。

実際に街を歩いてみると、祥子が入るのを迷ったであろう蕎麦屋なんかも街並みに見つけることができて非常に楽しい!

聖地巡礼気分を味わいながら散歩をしているとお目当の「がぶ」に到着しました。

行列店でもお盆休みは並ばずに入れました!

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インターネットでの前情報では「平日でも行列必須、夜には売り切れることも!」とあったのですが、この日訪れたのは8月16日(金)のお盆休み真っ只中のお昼12時。

なんと、並ばずに入店することができました!

普段ランチは平日のみしか営業していませんが、長期休暇中はカレンダー通りオープンしているようです。

営業時間が微妙に短いところも行列ができる要因かもしれません。

都内の人気店でも長期休暇の際は客足が減るので狙い目ですね。

まさに肉の花が咲いた!牛肉たたきの“がぶ丼”!

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「ランチ酒」では店名が伏せられていたので“肉丼”と表記されていましたが、この店の看板メニューである“がぶ丼”が今回お目当のメニューです。

見てください! これぞまさに肉の花!
インパクト抜群ですね。

ちなみにこれで並盛り! 価格は1,400円です。
並盛りでもお肉は180gも入っているなんて……!

この他にもがぶ肉1.5倍(270g)や1ポンド(453g)など量が選べるほか、「がぶ肉(110g)+ハヤシライス」や「がぶ肉(60g)+ポークスタミナ焼き+ハヤシライス」などのセットメニューもあり、そそられました。

セットメニューに惹かれながらも、“がぶ丼(並盛り)”を注文です!

オーダーは原作通り“肉丼”と“芋焼酎”!

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今回“がぶ丼”と一緒にオーダーしたのは、もちろん「ランチ酒」の原作通り芋焼酎の“蕃薯考(ばんしょこう)”です。

がぶ丼で使われる牛肉は、今流行りのローストビーフ丼とは一線を画する牛肉のたたきを使用しています。

ローストビーフは中まで火が通っているのでピンク色ですが、牛肉のたたきは表面を炙って氷水で締めている故にこのバラ色!

「これから肉を食うぞ!」という気持ちが沸き立ち食欲がそそられます!

噛み応えのある牛肉のたたきは、肉本来の旨味がしっかりと味わえるあっさりとした味付け。

原作を真似して、ブラックペッパーがたっぷりとかけられた中心部分を一口つまみ、ふくよかな味わいの芋焼酎“蕃薯考(ばんしょこう)”を流し込むと、これがなんとも合います!

「うんうん! これこれ……!」と、思わず頷いてしまう相性の良さ!

臭みの少ない爽やかで上品な甘みの芋焼酎が、パンチの聞いた牛肉をしっかりと受け止めてくれます。

牛肉の下にキャベツの千切りが敷かれており、その更に下には甘めのタレがたっぷりと染み込んだご飯が……!

薄味の牛肉のたたきでバター風味が漂うタレが染み込んだご飯を巻いて食べると味付けがちょうどよく、何枚もの肉をほおばるように食べてしまいました。うまい……!

ご飯の量は程よく少なめで、思い切り肉を堪能できます!

牛肉のたたきと焼酎の相性は抜群!

原作では2杯目に“伊佐美”を頼んでいましたが、あいにくの品切れ中だったため、“しきね”という芋焼酎をオーダーしました。

東京都の伊豆諸島に浮かぶ式根(しきね)島で造られる限定販売品です。

ちなみに他県やインターネットでは販売しておらず、現地でもすぐに売り切れてしまう幻のお酒と言われています。

“しきね”は芋焼酎にしては珍しく「麦麹」が使われており、さっぱりとしたマイルドな味わいが特徴です。

どことなく香ばしさを感じる飲みやすい芋焼酎は、がぶ肉との相性も抜群……!

普段であればビールか赤ワインと合わせてしまいそうなところ、牛肉のたたきと芋焼酎の相性の良さに驚かされます!

ビールなどの軽い酒にはない包容力が芋焼酎にはありますね。

ローストビーフではなく、“牛肉のたたき”というところが、日本のお酒との相性を高めているのかもしれません。

大変恐れ入りました!

“がぶ丼”のコスパは文句なし! 焼酎はもう少し気軽に飲みたいところ……!

“がぶ丼(並盛り)”の価格は、1,400円。

ランチタイムにはセットでお味噌汁(意外にもカニ出汁の風味が……!?)とお新香もついてきます。

お酒のアテとしてお新香を先に持ってきてくださる気遣いは嬉しいですね!

1食のランチとしては価格が高めですが、この肉のボリュームと味を考えるとむしろコスパが良いと感じました。

次回訪問の際は、“がぶ丼(並盛り)”と同じ1,400円の「ハヤシライスやスタミナ焼きが付いたセットメニュー」を頼んでみたいですね。

ちなみに焼酎は1杯800円とかなりお高めの価格設定でした。
正直に言うと、焼酎はもっと気軽に飲みたいところ……!

今回のお会計は、“がぶ丼(並盛り)”と焼酎2杯で税込3,000円でした!
(表示価格は税込みなんですね。税率が変わったらどうなるのでしょう……?)

やはり焼酎が高いと感じるものの、がぶ丼はコスパがとても良く大変満足のいくランチでした!

まとめ

今回は、「ランチ酒」に登場する武蔵小山の“肉丼”のお店「がぶ」に実際に行ってきました!

よくアニメで聖地巡礼をするファンの方々がいらっしゃいますが、なるほど気持ちがよくわかります。
今回その楽しさを身に沁みて体験できました。

ワクワクしながらお昼ご飯を食べに行ったのはずいぶん久しぶりのことです!

当サイトは書評がメインのブログですが、“本”にまつわる様々なことを今後も紹介していきます。

現在、「ランチ酒」に登場する実在店舗をすべて調べ、まとめ記事を作成中です!

近いうちに、また「ランチ酒」を片手に食レポに行ってきます!