2020年3月1日から始まった“御書印(ごしょいん)”プロジェクト。
御書印帖を持って参加書店(御書印店)を巡り、オリジナルで作られた書印を集めます。
簡単にいえば、寺社でもらえる“御朱印(ごしゅいん)” の本屋版!
これは本好きには堪りませんね!
プロジェクトが始まった3月時点では全国各地の46書店が参加を表明し、オリジナリティ溢れる御書印が並びました。
参加書店はどんどん増えており、2020年6月8日現在では、なんと137店にまで増えて新たにスタートしています。
楽しみが広がりますね!
今回は、本好きの間で話題の“御書印”の概要と、その始め方を紹介します。
御書印の楽しみ方!
御書印とは書店を訪れることで入手できる、人と書店を結ぶ印です。
それぞれの書店が選んだ本の一節やお店に関わりのある言葉と共に、書印を捺印してもらえます。
この御書印ですが、書店ごとにオリジナリティがありとても素敵です。
中には心に深く刺さる言葉と出会うこともあり、題材となった本を読みたくなります。
私は「パン屋の本屋」さんの御書印の一節が気に入って、その題材となった「マカン・マラン」をその場で購入しました。
今までになかった本との出会い方ですね!
書店員に御書印帖を渡して御書印を押してもらうまでのワクワク感が堪りません!
想像以上に御書印を集めるのが楽しく、全書店をコンプリートしたくなります。
参加店は現在46書店!
御書印プロジェクトがスタートした2020年3月時点では、参加を表明したのは北海道1店、東北1店、関東23店、中部3店、関西15店、九州3店の全国各地に46書店です。
参加書店はこれからどんどん増えていき、6月現在では91店舗になりました。
今後もとても楽しみですね……!
ちなみに、参加書店には「御書印参加店です」というポスターが掲示されています。
御書印クラブのホームページでも参加書店が調べられますので、訪問前に御書印の受付時間を確認しましょう!
夜遅くまで営業していても、意外と受付時間が短い店舗もありますので注意が必要です。
(受付時間が11時〜12時の1時間だけの場合や、平日のみ受付のお店もあります)
御書印を始めるには、まず参加書店を受付時間内に訪問し、書店員さんに「御書印をください」と声をかけましょう!
オリジナル御書印帖は参加書店で手に入ります!
オリジナルの御書印帖は、現在スタート記念のため参加書店で無料配布しています。
無料配布分がなくなると有料となるそうです。
サイズは文庫本より一回り大きい、手のひら大のB6判。
(正確にはB6判より若干小さく、実際は縦17.5㎝×横12.5㎝です)
もちろん市販されている御朱印帖を使うこともできます。
ちなみに、オリジナル御書印帖に描かれたこのヒエログリフは”I love book"を表しているとのこと。
せっかくなので、この機会に”I love book"のオリジナル御書印帖をゲットしてみては如何でしょうか!?
愛着湧きまくりますよ!
御書印代の基本価格は200円!
御書印代は基本的に200円ですが、書店によって税込・税抜きがバラバラだったり、キャンペーン中で税込100円のところもありまちまちです。
私が現在までに18書店を回ったところ、税込200円のお店がほとんどでした。
ちなみに無料配布している御書印帖をもらった場合でも、御書印代はかかります。
どの書店で最初の1ページ目の御書印をもらうか迷いますね!
私は地元の調布に店舗を構える真光書店さんを1ページ目にしたいと訪問しましたが、何故か3ページ目に捺印された御書印帖を頂戴しました!笑
これもまた一興!
水木しげるさんの言葉も素敵です!
御書印は人と書店を結ぶ印!
御書印プロジェクトがスタートした事の発端は、小学館の営業会社に勤める小川さんが、書店で買い物をした際にふと思いついたアイディアがきっかけ。
「地域に根付いている個性ある書店に、多くの人が足を運ぶきっかけになってほしい」
そんな小川さんの願いがそのまま実現し、御書印プロジェクトが誕生しました。
御書印は本を巡る旅の証となるだけでなく、街から書店が少なくなっている昨今、気持ち的にも金銭的にも書店をサポートすることができます。
御書印が生まれた詳しいエピソードは、下記のリンクをご参照ください。
(小川さんが書いた御書印についての文章が載っています)
まとめ
御書印は人と書店を結ぶ印です。
本好きの私でも「こんな所に本屋があったのか!?」と驚くことがあり、素敵な書店との良い出会いの機会となっています。
書店ごとにオリジナリティ溢れる御書印はそれぞれに味があり、集めるのがとても楽しい!
本が好きでしたらハマること間違いなしの御書印プロジェクトを、ぜひ皆さんもはじめてみては如何でしょうか。
御書印帖を持って、本と書店を巡る旅に出かけましょう!
素敵な出会いが待っているかも!?
東京の参加書店をまとめたこちらの記事もどうぞ!