私は読書が好きですが、本に関わるお店を探して訪問することも趣味のひとつ。
ブックカフェや書店などで本に思いを巡らせる時間は至福のひとときです。
ここ最近、都内には素敵なブックカフェやバーだけでなく、一風変わった書店が次々とオープンしました。
本好きカップルのデートにはもちろん、1人でも楽しめるBOOKスポットは休日のお出かけに最適です!
今回は、本に関する東京のお出かけBOOKスポット7選をお届けします。
- 文喫(六本木)
- BAG ONE(渋谷・松濤)
- 森の図書室(渋谷・道玄坂)
- ブルックリンパーラー(新宿マルイ・アネックス地下1階)
- 謎屋珈琲店(文京区根津)
- Bar Bookshelff(上野)
- BOOK & BAR 余白(神楽坂)
- まとめ
文喫(六本木)
文喫は“入場料を支払う“少し変わった本屋です。
2018年12月に六本木にオープンしました。
【営業時間】
9:00〜23:00(L.O.は22:30)
【定休日】
不定休
【入場料】
1,500円(19時以降の入店は1,000円)
店内には図書館のような閲覧室やブックカフェのような喫茶室があり、売られている約3万冊の本は自由に読むことができます。
様々なタイプの座席があるので、自分の好きな場所を見つけては本を読んだり、無料のお茶やコーヒーを飲んでくつろいだり、思う存分本と向き合うことができる書店です。
フリーWiFiや電源完備の席もあるので、コワーキングスペースとしても優秀!
とても居心地が良いので、私は読書を楽しむ以外にもブログの執筆をする際に使わせて頂いています。
また、“自分の読みたいテーマ”を伝えることで書店員さんたちがオススメの本を本気で選んでくれる“選書”というサービス(1,000円)もあり、これが大変オススメです!
自分では選ばない視点で本を紹介してくれるので、本との新鮮な出会いに胸が躍ります……!
“選書”サービスで選んでもらった本はもちろんその場で読むことができ、気に入ったものだけを買って帰ることも可能です。
店内には食事やアルコールを楽しめる喫茶室もあります。
カレーやドリアなど何を食べても美味しいので(とても本屋とは思えないクオリティです!)、訪問の際には是非食事もお試しください。
滞在時間に制限はないので、その気になれば朝から晩まで1日中居座ることも……!
六本木という場所柄デートにもいいですが、1人でじっくり本と向き合う場所として太鼓判のオススメスポットです。
BAG ONE(渋谷・松濤)
渋谷駅の喧騒から離れた今話題の人気スポット“奥渋谷(通称おくしぶ)”に、オシャレなブックカフェ&バーが2019年10月にオープンしました。
お店の名前は「BAG ONE(バグワン)」。
なんと出版社が運営しており、元編集者の方も働いている驚きのお店です。
【営業時間】
11:30〜23:00
【定休日】
日曜日
「BAG ONE」は、なんと言ってオシャレで洗練されているところが特徴です。
まさに本好きカップルのデートに打ってつけ!
本が好きな恋人ができたら訪問必須なブックカフェ&バーです。
落ち着いた大人の雰囲気が漂う店内には、編集者の方が選んだこだわりの蔵書が並びます。
出版社ごとに本が置かれる通常の本屋とは異なり、テーマに沿った本が出版社・新刊・古本を問わずに集められたスタイルです。
中には神保町の古書店で売られているような1万円を超える貴重な蔵書もあり、普通の本屋とは一線を画しています。
また、「BAG ONE」の特筆すべき点は、何と言ってもラム酒の品揃えの多さです!
なんとラム酒だけで100本以上のボトルが並びます。
ラム・コンシェルジュの資格を持つバーテンダーが、自分の好みに合った1杯を選んでくれるので、訪問の際には是非騙されたと思ってラム酒を楽しんでみては如何でしょうか。
お酒に対する価値観が変わるほど、美味しいラム酒が戴けますよ!
食事もこれまた美味しいので、ランチやディナータイムを狙って訪問するのもオススメです。
とにかくオシャレで料理も美味しいお店なので、本好きカップルのデートに最適なブックカフェ&バーです。
森の図書室(渋谷・道玄坂)
渋谷の道玄坂上に一風変わった図書館のようなブックカフェがあると聞いて早速訪問してきました。
その名も「森の図書室」。
「働いている大人でも、気軽につかえる図書室を」というコンセプトのもと2014年に作られたこのお店は、本に囲まれながら飲んだり食べたりおしゃべりができる空間です。
【営業時間】
月~金 12:00~17:00、18:00〜24:00
土〜日 12:00~17:00、17:00〜24:00
【定休日】
不定休
平日の営業時間は2部制となっており、それぞれ席料が500円かかります。
別途ドリンク代として、昼はソフトドリンク飲み放題が必須オーダーで1,000円、夜はアラカルトでのオーダーが必要です。
土日祝日は通し営業ですが、昼から夜(17時以降)にまたいで滞在する場合は再度1オーダーが必要になります。
1万冊を誇るお店の蔵書は新刊からノベルスの他に絵本などもあり様々で、敢えて順不同に並べているとのこと。
ジャンル分けをしないことで、普段手に取らない本との出会いの場にして欲しいという想いが込められています。
“飲食禁止・館内ではお静かに”が当たり前の図書館とは違い、「森の図書室」はお酒や食べ物も取り揃えています。
時間無制限の飲み放題のメニューもあるので、がっつりお酒を楽しむこともできますよ。
他にも「ランチのアッコちゃん」の“東京ポトフ”のように、本に登場する料理やお酒のメニューも並びます。
このような演出は本好きとしては堪りませんね!
お店の壁には辻村深月さんのサインがありますので、訪問の際には要チェック!
おしゃべり肯定のお店なので、沢山の本に囲まれながらお酒を飲んで会話を楽しめるデートスポット向きのお店です。
ブルックリンパーラー(新宿マルイ・アネックス地下1階)
「ブルックリンパーラー」は言わずと知れた人気店!
「人生における無駄で優雅なものぜんぶ(music・cafe・books・eats・bar)」をコンセプトにした、ニューヨークを訪れた気分を味わえるブックカフェレストランです!
大阪や博多など複数店舗がありますが、私が訪問したのはマルイ・アネックス地下1階に店舗を構える新宿店。
【営業時間】
月〜土 11:30~23:30
日、祝 11:30~23:00
【定休日】
無休(マルイ・アネックスの休館日に準ず)
広い店内に一歩足を踏み入れると、まるで違う国にやってきたような雰囲気に驚かされます。
「オシャレ」と一言では片付けられないような、ワンランク上の洗練されたデザインが目を惹く空間です。
「デートにもってこいのお店だな」と思いながら店内を探索していると(←お店がとても広い)、カップルだけでなくサラリーマンや、小さな子供連れのママ友集団の姿も……!
なんとも自由を感じるお店ですね。
店内では本も売られており、席に持ち寄って自由に読むこともできます。
置かれている本すらもオシャレに見えてくるのは、完全にお店の雰囲気に飲まれているからでしょうか……!?笑
このお店を知っているだけで優越感に浸れるような気分です。
この日、私はランチを戴こうと平日の開店前(11時20分頃)にお店に到着したのですが、既に10人以上の行列ができていました。
入店前からお店の雰囲気に飲まれていた私は「思う存分に食べるしかない!」と何故か意気込み、ブルックリンパーラーエール(Large)とリブロースステーキを注文!
やはりニューヨークといえば、ステーキもしくはハンバーガーですよね。
手のひらより大きいリブロースステーキは物凄いボリュームで、満腹を通り越してお腹がはち切れそうになりました!
ステーキの下に敷き詰められているポテトフライだけでもかなりの量です。
ちなみにランチにはパンとサラダとコーヒーまでついてとってもお得!
味は文句なく、焼き加減も塩加減もちょうどよく大満足のランチとなりました!
周りを見るとハンバーガーを食べている方が多かったので、次回訪問の際は挑戦してみたいですね。
オシャレでとても広いお店なので、デートだけでなくグループでの訪問にもオススメ!
自由な空気が濃縮したブックカフェレストランです!
謎屋珈琲店(文京区根津)
本格的な焙煎コーヒーとミステリーを融合させた新しい形のカフェ「謎屋珈琲店」は、挑戦料を支払ってミステリー小説のような謎解きを体験できる全く新しいお店です。
2015年に金沢で創業したミステリーカフェの2号店として、2019年8月に文京区根津にオープンしました。
【営業時間】
月〜土 7:00~22:00
日 7:00~19:00
【定休日】
水曜日
お店のウリはなんと言っても謎解き挑戦メニューである「リドルカフェ」。
(平日1,500円、休日2,000円+ドリンクオーダーが必要です)
美味しい自家焙煎コーヒーを飲みながら本格的な謎を解く、まるでミステリー小説を体験できるようなメニューです。
難易度や目安時間が異なるメニューから好きなストーリーを選ぶと、謎の木箱・封筒・筆記用具を渡され謎解きがスタートします。
内容はアナグラムやクロスワード、ひらめき問題など様々!
挑戦する前は「謎解きをするのに1,500円は少し高いかな」と思っていましたが、実際にやってみると時間を忘れ、謎を解いた時の快感が堪らず、また別の問題に挑戦したくなります!
1人でも複数人でも挑戦することができるので、難易度の高いストーリーを友人とチャレンジしてみたいですね。
ちなみに「謎屋珈琲店」はコーヒーや食事もとっても美味しい!
ミステリー小説に出てくる料理を再現したメニューが面白く、藤原伊織さんのハードボイルドの傑作「テロリストのパラソル」の主人公である島村圭介が作るホットドッグはかなり再現度が高く美味でした!
店内は静かで落ち着いた大人の雰囲気……!
部屋のような仕切りのあるソファー席や、ちょっとした隔離空間になっている中2階のテーブル席もあり、仲間を集めて謎解きを楽しむこともできそうです!
ミステリー小説好きの方だけでなく、本好きカップルのデートや、脱出ゲーム好きの友人と珈琲を飲みながら謎解きに挑戦してみてはいかがでしょうか!?
時間を忘れて楽しめますよ!
Bar Bookshelff(上野)
「Bar Bookshelff(バー ブックシェルフ)」は、その名の通り“本の話をする酒場”です。
2019年5月に上野駅のすぐ近くにオープンしました!
【営業時間】
月~金 18:00~25:00(最終入店24:30)
土〜日 15:00~25:00(最終入店24:30)
【定休日】
月に1回の不定休
ブックカフェは探せば色々な街にありますが、ブックバーという形式のお店はあまり聞きませんよね。
「Bar Bookshelff」の醍醐味は、マスターやお客さんと思う存分に本の話ができること!
ブックカフェなどでは知らない人になかなか声を掛けられませんが、“Bar”という形態のこのお店にはその壁がありません!
また、8席あるカウンター席の一辺(3席分)は目の前が本棚なので、1人で本を楽しみたい方も気兼ねなく本の世界に没入することができます。
本好きの誰しもが1度は夢に描く「1人でBARに行って本を読みたい」という欲求を、ストレートに叶えてくれるお店です。
「Bar Bookshelff」にはメニューがありません。
「メニューがない」と聞くとハードルが上がるように感じますが、適正価格のお店なのでご安心ください!
ドリンクは1杯1,000円前後が相場です。
その日の気分をマスターに伝えれば、最適なものをチョイスしてくれます。
オーセンティックバーの品揃えには及びませんが、ウイスキーの品揃えはなかなか豊富で、特にボトラーズの珍しい銘柄が多い印象です。
グラスにもこだわりがあって、何気なくバカラのクリスタルグラスやロブマイヤーのアンティークグラスで提供してくれるのもGOOD!
気付かない人も多いと思いますが、とても貴重なアンティークグラスを使ってくれることもあり、お酒飲みとしては非常に気分良く飲むことができます。
マスターもお客さんも本が好きな人ばかりなので、普段なかなかできない読書トークに花が咲きますよ!
読書好きの仲間が欲しい人は必見のブックバーです。
BOOK & BAR 余白(神楽坂)
御書印をもらうために神楽坂の「かもめブックス」に寄ったところまさかの定休日……!
「/(^o^)\ナンテコッタイ」と頭を抱えながらも、挫けずに「ブックバー 神楽坂」で検索をしたところ雰囲気が良さそうなお店を発見!
そのお店が「BOOK & BAR 余白」です。
神楽坂駅から5分ほど歩いて、神楽坂上の交差点を左へ曲がったところにあります。
【営業時間】
火~土 18:00~25:30(L.O.25:00)
日 18:00~23:30(L.O.23:00)
【定休日】
月曜日
カウンター9席だけのこじんまりとしたお店には本がズラリ……!
ざっくり数えたところ40〜50冊の本が詰まった棚が30くらいあったので、その数ざっと1,300冊くらいでしょうか。
この小さなスペースに圧倒的な蔵書数です!
バーにしては珍しく店内は禁煙なので、タバコが苦手な方も気兼ねなく本を読みながらお酒を楽しむことができます。
また、席料が200円(24時以降来店の場合は300円)とリーズナブルなので、神楽坂に来たらふらっと立ち寄りたくなりますね!
お店に置いてある本は自由に読むことができ、貸し出しも可能とのこと。
ベストセラーから哲学本、雑誌まで様々なジャンルの本が置いてあります。
この日、私は早く帰らなくてはならず、ビールを2杯だけ飲んで帰りましたが、「春菊と白菜のおひたし」や「鮭の粕漬けホイル蒸し」など和食っぽいフードメニューもあってどれも美味しそう……!
「コロナウイルスの影響もなんのその!」と、常連さんが次から次へと来店し、皆さんフードメニューを注文していました。
次回訪問の際は私も皆さんが注文していた「鮭の粕漬けホイル蒸し」が食べたいです……。
お皿も可愛かったし美味しそうでした!
また訪問したいブックバーです。
まとめ
今回は、ブックカフェや書店などを中心に、本に関わる東京のお出かけスポットを7つ紹介しました。
BOOKスポットの良い点は、基本的に室内なので天気が悪くても楽しめるところ。
雨でお出かけ日和ではない日でも全く問題ありません!
今回紹介したお店以外にも、泊まれる本屋として有名な「BOOK & BED TOKYO」や、家族みんなで漫画が楽しめる「立川まんがぱーく」など、まだまだ気になるBOOKスポットが東京には沢山あります!
このページは随時更新していきますので、オススメのお店などがありましたら是非教えて頂けると嬉しいです!
好きな本を片手にBOOKスポット巡りを楽しみましょう!