「100日後に死ぬワニ(きくちゆうき著)」は人生の大切なものに気付かせてくれる4コマ漫画!

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皆さんは、今ツイッターで話題になっている「100日後に死ぬワニ」をご存知ですか!?

「100日後に死ぬワニ」は、2019年12月12日から連載中の、きくちゆうきさんが描く4コマ漫画です。

ツイッターに毎日19時に投稿され、連日数万件を超える“いいね”を獲得しているこの漫画……!

ストーリーは、とあるワニの何気ない日常が描かれているだけですが、このワニが「100日後に死ぬ」ことを読者である私たちだけが知っています。

そのただ1点だけの設定でこんなにも感慨深い作品になるなんて……。

今回は、現在連載中の4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」のレビューを、いてもたってもいられずにお届けします。

人生の大切なものに気付かせてくれる4コマ漫画!

「100日後に死ぬワニ」で描かれるのは、とあるワニの何気ない日常です。

主人公のワニは、テレビを観て笑ったり、通販で買い物をしたり、1日中何もせずにラーメンを食べたりと人生を謳歌しています。

この物語に1点だけ施されたトリックは、先述したように“ワニが100日後に死ぬことを読者だけが知っている”ということ。

するとどうでしょう?

ワニがテレビを観て笑っている姿がなんとも切なく見えてきます。

命の儚さや時間の大切さは、自分の運命を知らないワニ自身は忘れていますが、読者である私たちには鮮明に見えてくるのです。

そして、ワニが直面している「いつか死ぬ」ことは、“私たちも同じ”であることに気付かされます。

生きているものはいずれ死にますが、それがいつかはわかりません。
明日かもしれないし、ワニと同じように100日後かもしれません。

「100日後に死ぬワニ」は、私たちに「なにか大切なことを見落としているのかも?」ということを気付かせてくれる漫画なのです!

インターネットでの“表現方法”の可能性に胸が踊る!

私がこの漫画を知ったきっかけはもちろんツイッターです。

タイムラインに流れてきた独特なワニの絵が目を惹きました。

このような発想豊かな漫画に、しかもツイッター上で出会えたことは“表現する可能性”に直面したようで、胸が躍りワクワクとします!

いつでも自由に発信することができ、更には知らない人同士で共有までできるなんて、本当に素晴らしい時代ですね!

2019年12月12日に始まった「100日後に死ぬワニ」は毎日更新されているので、ワニが死ぬのは2020年3月20日。

ワニの行く末に目が離せません!

著者のきくちゆうきさんについて

きくちゆうきさんはキモカワイイキャラクターを得意とする漫画家及びイラストレーター。

どちらかというとキモチワルサが際立っているキモカワキャラ「どうぶつーズ」の作者として知られています。

「どうぶつーズ」はLINEスタンプや、ヴィレッジヴァンガードでグッズが販売中です。

studio-kikuchi.com

ミュータントタートルズを彷彿とさせる昔のアメリカアニメのような、カラフルでインパクトのある画風が目を惹きますね。

ちなみに「どうぶつーズ」の漫画は幻冬社plusのサイトで少しだけ読むことができます。

独特な画からは想像ができないほど哀愁が漂っていて、そしてどこか胸に迫るストーリーが非常に面白いですよ。

元々は会社に勤めていたきくちさんがイラストレーターとして独立したきっかけは、LINEのスタンプの売上が好調だったことから。

「結局何をやっても最終的には死にますから」

そんなインタビューが東京別視点ガイドというサイトに載っていましたが、まさにこの想いが「100日後に死ぬワニ」の着想に繋がったのではないでしょうか。

今後大注目の作家です!

まとめ

「100日後に死ぬワニ」は、人生の大切なものに気付かせてくれる4コマ漫画。

“100日後に死ぬことを読者だけが知っている”というだけで、ワニの何気ない日常が日に日に愛おしくなる不思議な作品です。

生きているものはいつか死にます。
そして、そのいつかは明日かもしれません。

客観的に「100日後に死ぬワニ」の日常を眺めることで、自分の人生を見つめなすきっかけになりますよ。

ワニが死ぬのは2020年3月20日。

行く末が気になる方はきくちさんのTwitterをフォローして、一緒に見守りましょう!

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